ひとりひとりが光り輝く世界をめざして

私は20年来、高齢者介護施設で看護に携わってきました。人生いろいろと言いますが、誰ひとりとして同じ人生はありません。人生はその人が自分で歩むものです。

「いろいろあったけどいい人生だったよ」

人生に寄り添う中でこの言葉を何度も耳にしました。

今の子どもたちが年老いた時に「いい人生だったよ」と言い切れるのでしょうか?

科学技術が進歩し生活が便利になり豊かになりましたが、一方では大規模な自然災害が起きたり、世界中で感染症が広がりロックダウンが起きたりといった想像もつかない出来事も起こっています。

社会の変容の中で、日本では子どもの自殺が増えているという悲しい事態にもなっています。

困難に向き合った時に人生経験の少ない子どもは「もう手段がない」と思ってしまうのかもしれません。

本来、人は人とのつながりの中で安心を感じ日常を営みますが、どこかで不安を抱える今日の社会では、無意識に緊張し警戒態勢をとっているのかもしれません。

安心な環境のもとでは、人はリラックスと活力の中で最大限のパフォーマンスを発揮すると言われています。

子どもたちひとりひとりがその力を最大限に発揮するには、安心できる環境が必要です。

特に5人に1人存在するHSCHighly Sensitive Child)と言われる「ひといちばい敏感な子ども」たちは安心や不安も敏感に感じ取ります。そのために生きづらさを感じている子どももいます。

子どもと大人が互いにつながり、信頼と豊かさを循環させる中で、ここに居て『安心』と思える環境を築くことが大切だと考えます。

子どもたちがその才能を発揮し、ひとりひとりが光り輝く世界になるように活動をしています。

共同代表 水野明子

「親=安心基地」のサイト